フィクショナル・フレンズ
映画やドラマ アイドルだとか
趣味に特技に たくさんのこと
ひとたび推しの話になると
あなた夢中で 語り始める
そんな時には 「なるほどね!」って
軽く答えて みたりしている
それがいつものデートのセオリー
わたしが少し 大人になるの
まるで無邪気な子どもがママに
自分のことを自慢するみたい
そう思ったら なんか楽しい!
でもね
ランチの時は 思い出だとか
これからのこと 会話にするの
その約束は 守ってくれる
あなた 律儀に 守ってくれる
やさしいあなた
わたしの推しは
ただひとり あなただけ
ともだちが そう 話していたよ
シャイな笑顔が ステキな人ね
黙っていたら カッコイイってさ
まだまだあるよ もっと ホメるよ!
だからあなたも……
トキドキでいい わたしをホメて
エクボやネイル なんでもいいよ
ひとつ以上は あるでしょ!
あなたと過ごす 毎日を
言葉にしたら 派手じゃないけど
付き合い始めた その日から
成長しない 性格も好き
ふたり並んで 歩いていても
恥ずかしがって 手は繋がない
手持ち無沙汰のわたしです
でもね
デートの帰り 送ってくれる
それじゃーまたって 別れる前に
あなた必ず 握手してくれる
両手でそっと 包んでくれる
そして
いろんなコトに 夢中なあなた
今ねイチバン 推してるの なに?
ちょっと聞いたら 恥ずかしそうに
わたしの顔を 指さしたんだ
やさしいあなた
わたしのあなた
いつまでも そばにいて